八鹿ダム(養父市)の休止を正式表明
県議団の独自調査と質問が契機
28日の兵庫県議会本会議で、兵庫県が八鹿ダム(養父市)の休止を正式に表明しました。 昨年養父市が水道水源の「断念」を決め、県が「治水計画を早急に見直す」としていた結論がだされたもので、総事業費約100億円の無駄な公共事業がストップしたことになります。 日本共産党県議団は、2年半前の03年9月に地元市議等と協力してダム計画地の現地調査を行い、その後何度も調査に足を運びながら、県議会の本会議で3回、予算決算特別委員会で5回の質問を行い、利水上も治水上もダムが不要であり、クマタカなど絶滅危惧種の生態系保護の必要性も指摘し、追及してきました。 今後県は、公共事業等審査会に、休止を諮問するとしていますが、03年には県当局のダム必要論を追認し、八鹿ダムのゴーサインを出したのがその審査会です。事業が長引き多くの税金(13億円以上)が無駄になったこと、公共事業のチェック機能を果たせなかったことの総括と反省が求められています。 |