少人数学級の実施についての申入れ
兵庫県知事 井戸 敏三 様
日本共産党県会議員団 団長 中村 まさひろ
貴職におかれましては、日頃から県政発展のためご尽力されていることに敬意を表するものであります。 さて、わが党は、これまでも一人ひとりにゆき届いた教育実現のために少人数学級の実現を繰り返し求めてきました。現在、全国でも多くの道府県等で実施され、その教育的効果も明らかとなってきています。やっと文部科学省も弾力的編制の連続緩和を行い、少人数学級にも国庫負担がつけられるようになっており、一日も早い実施が多くの県民や市町から期待されています。昨年は、尼崎市と姫路市の予算要望の重点要望にも「少人数学級の実施」がとりあげられました。 このような中、県教育委員会は昨年末、県下の教育事務所に「弾力的学級編成に係わる希望調査」を行っています。その調査結果では、35人を超える学級を有する見込みの41市町教育委員会の90%以上が「希望する」というものです。わが党の独自の聞き取り調査でも、県下22市の大多数が「希望」し、「こどもの指導に確実に効果的」「実施したいが市単独ではむずかしい。県で実現を」など、切実に要望されていることがはっきりしました。 よって、来年度から少なくとも「小学校1年生での35人学級の実施」、さらには、対象学年の拡大や30人学級へ、早急にすすむべきと考えます。 こどもたちの将来と兵庫県の大計を見据え、来年度予算編成のなかで、少人数学級の実施を行なうよう、強く申し入れます。
以上 資料:兵庫県教育委員会が2003年12月に実施した「弾力的学級編制に係る希望調査(回答)」の県下22市の回答についての調査結果表 |