神戸第一・芦屋学区、神戸第二学区、宝塚学区
複数志願入試制度を導入

24日、兵庫県教育委員会

　24日に開かれた兵庫県教育委員会において、神戸第一・芦屋学区、神戸第二学区、宝塚学区の高校入試に、「複数志願選抜・特色選抜」制度の導入が報告されました。
序列を緩和させるための入試として県下で最後に残った宝塚総合選抜の廃止にあわせ、2月に決まった「高校教育改革第二次実施計画」で、「新しい選抜制度を早期に導入する」とされていた、単独選抜の神戸第一・芦屋学区、神戸第二学区にも、複数志願制度の導入を、2010年度の入学者選抜試験から強行しました。
　さらに、神戸第一・芦屋、宝塚の2つの学区については、「新しい選抜制度の導入後、学区統合について検討する」（「第二次実施計画」の推進計画）とされ、今後、通学区域の統合、全県的な巨大学区への移行も視野に入れた再編がすすむ可能性が大きくなっています。
　会議の傍聴者からは、「（神戸第一・芦屋や宝塚学区は）4校しかないのに、複数受験というのはあんまりだ」の声があがりました。
　「高校改革」の押し付けに反対する運動団体は、同日、「断固抗議し、撤回を強く求める」と教育長あてに申し入れました。

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