知事の侵略戦争への「歴史認識」を問う
284県議会 新町みちよ代表質問
憲法改定を掲げ、首相の靖国神社参拝や「あたらしい歴史教科書をつくる会」教科書の採択を推進する団体「日本会議」兵庫県本部の総会に、井戸敏三兵庫県知事が祝電を送っていた問題で、日本共産党の新町みちよ議員が九月二十八日の県議会で質問しました。 新町議員は、靖国神社内の施設「遊就館」視察に基づき、館内の展示や上映されている「日本会議」制作の映画が、日本の侵略戦争を「自存自衛」と美化し、「アジアの苦しみに思いをはせたものはみじんもない」とその歴史観を厳しく批判。太平洋戦争開戦の責任もアメリカに押しつける靖国史観は、世界のメディアから批判され、アメリカ下院議会も日本の戦争責任再確認の決議をあげるなど、世界に通用しない特異な歴史認識だと指摘し、「この認識に賛同するのか」とただしました。 知事は、「歴史認識を共通しているという意味でない」としつつも、「侵略戦争」との認識は一切示しませんでした。 新町議員の質問に、自民の一部議員は野次をとばし騒ぎましたが、河野洋平衆院前議長などによる首相の参拝批判を引用したくだりでは沈黙。 自民党若手議員が翌日の議会で「特異という方が特異だ」と攻撃する一方、具体的内容を示せないままに「『正しい』歴史教育を行え」と県教委に求める質問を行いました。 全文http://hyogo.jcp-giin.net/old/honkaigi/284-0101.shtml#10 |