政策・見解・議員団活動

  • 2025年06月02日
    申し入れ

    兵庫県・議会における情報漏洩などにかかる対応についての申し入れ

    兵庫県議会議長 浜田 知昭 様

    2025年6月2日 

    日本共産党兵庫県議会議員団

    団長 庄本 えつこ

    政務調査会長 久保田 けんじ

     

     

     日ごろから県政発展にご尽力いただいていることに敬意を表します。

     去る5月27日、秘密漏えいに関する第三者調査委員会の最終調査報告書が公表され、兵庫県前総務部長の井ノ本知明氏が、県保有の秘密情報を漏えいしたことが認められ、地方公務員法の守秘義務違反により、懲戒処分がくだされる重大な発表がなされました。

     さらに重大なのは、調査報告書は、井ノ本氏の漏えい行為について、「知事及び元副知事の指示のもとに行われた可能性が高い」と結論づけ、告発者潰しと言える行為を知事自身が主導したことを明白にしたことです。

     このことは、文書問題をめぐる県政の混乱を拡大し、告発者の自死という最悪の結果を招いたという点で、看過することはできない事実認定です。文書問題調査特別委員会は、この問題に対し、「刑事告発含めた厳正な対応を早急に求める」としており、私たちは、兵庫県に対して、井ノ本知明氏の刑事告発を行うことを求めていますが、事態の重さを鑑み、議会としても刑事告発を行うことを求めるものです。

     

     また同27日、政治倫理に係る調査・検討会議において、文書問題調査特別委員会などにおける秘密情報・非公表情報などを漏えいしたとして、岸口実議員、増山誠議員に対して、「議長注意以上の対応が必要との方向性で一致」したとされています。

     両名が意図的に行った漏えい行為・出所不明文書譲渡などは、立花孝志氏らによる、元県民局長や県議らへの誹謗中傷をひろげ、文書問題調査特別委員会の委員でもあった竹内英明元県議の自死という重大事態を招いています。

     両名の行為は、政治的道義的責任を著しく棄損するもので、議員としての資格を失していると言わざるを得ません。

     よって、兵庫県議会として、岸口実議員、増山誠議員に対して、辞職勧告決議を行うことを強く求めるものです。

ページの先頭へ戻る