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2017年度予算編成に対する申入書(7)
病院局
- 地域医療構想や「新公立病院改革ガイドライン」にそった「県立病院改革プラン」の改定でなく、県民の命と地域医療をしっかりとささえる県立病院をめざし、独立行政法人化をおこなわないこと。
- 県立病院の建て替え、統合・再編について
- 県立こども病院で乳児期・小児期に手術や治療を受け、成人期以降も再手術や経過観察を含め通院が必要な患者が、継続して医療が受けられるように成育医療センターとして拡充すること。また、災害時の備蓄を含めて防災対策に万全を期すこと。
- 県立こども病院の跡地利用については、患者・地元住民や医療機関等の意見を十分反映させること。
- 県立淡路医療センターの医療体制の充実を図ること。また、災害拠点病院としての機能が果たせるよう、さらなる対策をとること。
- 県立柏原病院と柏原赤十字病院の建て替え・統合問題では、3次救急や地域周産期センターの実現はもちろん、地域医療の後退につながらないように、住民から十分に意見を聞くこと。
- 姫路市にある県立循環器病センターと製鉄記念広畑病院を統合再編し、新県立病院の建設計画が進められている。一連の計画については、製鉄記念広畑病院の後医療を確保し、新県立病院については、自治体病院としての役割を果たすこと。また、住民説明会を開催し、住民の意見を十分に聞き反映させること。
- 県立西宮病院については、周産期医療、小児救急を充実し、災害拠点病院として機能を強化すること。
- 県立病院の一般外来部門の看護師や事務職、技能事務職の削減をやめること。
- 新型インフルエンザ対策で、感染症病床、重症患者対応など、役割をはたすこと。
- 無料・低額診療事業を県立病院で実施すること。
- 医師不足の解決のため、国に対して医学部の定員増など医師数を抜本的に増やすことを要望すること。医療秘書の配置をすすめること。
- 丹波市へ移管された県立柏原看護専門学校は、地元の看護師養成機関としてかけがえのない役割を果たしている。市へ移管された後も県が運営に責任を持つこと。
- 県立病院の経営改善のために、診療報酬の改定を、引き続き求めるとともに、必要な一般財源を投入し、患者サービスにつとめること。無理な在院日数の縮小など、収入向上に偏重した病院運営を改めること。
- 高い薬剤費による患者負担と保険財政の軽減を図るため、「後発品」(ジェネリック)への切り替えをさらに積極的に進めること。
- 医療事故調査制度がスタートし、第三者機関が調査を行うこともできることとなった。依然多発する医療事故については、その原因・背景を調査分析し、その内容を全面的に公開し、患者・県民の意見も聞き、事故防止に役立てること。
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