熊本地震への支援に関する緊急申し入れ
熊本地震は、ひきつづき激しい揺れの地震がつづき、予断を許さない重大な事態が続いています。避難生活などのさらなる長期化も見込まれ、食料や水、生活物資や医療・介護物資などが行き届かない事態も指摘されています。 膨大な被災者・避難者が生まれている一方で、地震によって役所・役場も被災していること、車中をはじめとした避難所以外で寝泊まりされている被災者が多数にのぼることなどに被災地の困難さがあらわれており、全国からの積極的な支援が求められています。 兵庫県として、当面、以下の支援を抜本的に強化することを申し入れます。
- 深刻な事態となっている被災地への救援・支援のために、県として、必要な人員を派遣し、現地の実態・要望のいっそうの把握に努め、支援を抜本的に強化すること。
- 食料や飲料水など求められている救援物資を被災者の手元に届けきるための輸送等の支援を緊急に行うこと。
- 避難の長期化に伴う健康問題の深刻化が憂慮されており、車中避難の被災者などのエコノミークラス症候群への対策も含めて、現地からの要望や県独自の実態把握にもとづき、医療・介護のスタッフの派遣・支援を最大限行うこと。ライフライン復旧のためのスタッフの派遣を強化すること。
- 「罹災証明」の発行の根拠となる家屋の被害判定などの支援を強化すること。
- 県下市町とも協力して、九州地方からの広域避難者の受け入れに備え、活用可能な公営住宅や公共施設、民間の居住・宿泊施設の確保、支援物資の確保などを進めること。
以上
兵庫県知事・関西広域連合長 井戸敏三 様 |