米軍機オスプレイの低空飛行訓練中止を求める申入れ
在日米軍はMV−22オスプレイ3機を3月6〜8日の3日間、米軍岩国基地に配備し、低空飛行訓練を行うことを明らかにしている。 訓練は、日中は500フィート(150メートル)以上、夜間は1000フィート以上の超低空で飛行し、夜間低空飛行訓練や兵員・物資の輸送対策など、様々な訓練を行う可能性がある。 沖縄県内で確認された飛行のうち6割が「日米合意」違反という実態が明らかにされている。日米合意が守られる保証がないことは明らかで、このような状況で本土での訓練を強行することは許されないことである。 オスプレイは開発段階から事故を繰り返し、専門家からも安全性に構造的な欠陥があることが指摘され、島ぐるみで反対している沖縄県をはじめ、全国161自治体議会で反対決議が行われている。 今回の訓練では、墜落事故の危険性はもとより騒音や回転翼によって発生する強い下降気流などによる環境への悪影響も強く懸念されている。 米軍は「ブラウンルート」でも低空飛行訓練を行う可能性があると述べ、兵庫県西北、但馬地域も対象にあがっている。 県民の命と安全を守るためには、米軍機の飛行中止しかありません。 よって、兵庫県が、日本政府と米軍に対し、オスプレイ・米軍機の低空飛行訓練中止を求めることを強く申し入れます。
以上
兵庫県知事 井戸 敏三 様 |