このサイトは旧サイトです。最新情報などはこちらをご覧ください。
メニューをスキップする TOPページへ 本会議へ 予算決算特別委員会へ ニュースへ 政策見解へ 県会報告へ リンクへ スケジュールへ
2009年10月28日

阪神間定時制高校の募集停止の撤回を求める申し入れ

平素は、兵庫県の教育発展のためご尽力賜り感謝申しあげます。
 さて、貴委員会は、阪神間多部制高校の設置とに伴い、「県立高等学校教育改革第二次実施計画」にもとづき、県立川西高等学校、県立川西高等学校良元校、伊丹市立高等学校の3校とも、平成24年度から募集停止することを発表されました。
また、経過措置として在校生は平成24年度から平成26年度の間、新たに設置される多部制単位制高校の川西教室、宝塚教室として県立川西高校、県立川西高校良元校に設置をすること。伊丹市立高校については、市立高校のまま学習する場所は新設の多部制単位制高校の敷地に移るとしていますが、いずれにしても定時制高校がなくなることが前提で、生徒の実情を無視したやり方です。生徒や父母の願いは、あくまでも定時制高校を残してほしいということです。
この間も、在校生・卒業生や、父母、地域住民から、現在の定時制高校を残してほしいという切実な声を反映して、宝塚・川西・西宮市議会では「募集停止を行わず存続を求める意見書」が採択され、宝塚市長は知事に存続を求める要望書を提出しています。
定時制高校は、働きながら学ぶ生徒や、不登校経験者などさまざまな困難をかかえた生徒たちが学ぶ最後の砦になっています。格差と貧困が広がる中、経済的困難をかかえる家庭はますます増えており、定時制高校の必要性はますます高まっています。
また、現在の3つの定時制高校は、交通の至便な立地条件に恵まれていますが、多部制高校が設置される予定地の武庫之荘高校跡地は、公共交通機関が不便な状況にあり、働きながら学ぶ生徒など、通学が困難になる生徒が多数発生するのではないかと危惧されています。
 わが党はこの間、地域の住民、関係者、父母の声を真摯に聞くよう再三求め、兵庫県教育委員会がすすめる「県立高等学校教育改革」が、教育が直面する課題を解決するどころか、いっそう矛盾を広げるものであると指摘してきました。
 今回の計画についても、合意のないまま強行するのでなく、学ぶ場を保障していただきますよう、以下の内容を強く求めるものです。

  1. 阪神間における定時制高校の募集停止を撤回すること。
  2. 県教育委員会として、生徒や父母などに、直接説明し、意見を聞く機会を持つこと。

日本共産党兵庫県議団団長 ねりき恵子
日本共産党宝塚市議団団長 となき正勝
日本共産党川西市議団団長 土谷一郎
日本共産党伊丹市議団団長 上原秀樹
日本共産党猪名川町議団団長 下坊辰雄


兵庫県教育委員会
教育委員長 上羽慶市 様
教育長 大西孝 様

前のページへ戻る このページの上へ
Copyright(c)2001-2018 日本共産党兵庫県会議員団