台風第9号災害での緊急申し入れ
瀬戸氏、堀内氏、被災市町とともに申し入れ
台風9号による大雨によって、県下で甚大な被害が発生し、死者12人、床上浸水も500棟におよんでいる(8月10日現在)。佐用町や宍粟市が災害救助法、佐用町は被災者生活再建支援法の適用を受けたが、被害の全容がまだまだ掌握されておらず、避難している住民、住宅や車などへの被害を受けた住民は数多くおり、大変不安な生活を送っている。一刻も早い生活再建への支援、水道、道路などの復旧が求められている。 また、法適用を受けない地域の被災県民に対して、法適用と同様の支援措置を兵庫県として行うことが求められている。 よって、兵庫県に対し、今回の大雨被害への対応と復旧、被災者支援に、市町とともに万全を期すため、下記の項目について、緊急に要望する。 記 - 兵庫県として、被災市町への人的・財政的支援について、早急に実施すること。
- 被災者の当面の生活支援について
- 後片付けに不可欠な水道の復旧に全力をつくし、当面、緊急の仮設トイレや給水、入浴などの支援を行うこと。
- 浸水被害を受け、生活に困窮する被災者向けの仮設住宅の建設や借り上げ住宅、公営住宅の提供などを行うこと。
- 雇用促進住宅の特別な入居を国に要請すること。
- 介護が必要なお年寄りや病人への対策とケアを行うこと。
- 避難所での生活の改善のため、食事、寝具、その他を確保し、要望を丁寧に聞くこと。
- 被害を受けた自宅で生活している被災者の生活改善のため、トイレットペーパーなどの生活必需品、簡易コンロ器具や、入浴サービスを提供すること。
- 後片付けボランティアの協力呼びかけを行うこと。
- 生活基盤の復旧について
- 被害により発生した廃棄物を早急に処理するための被災市町への支援を行うこと。
- 国道、県道の復旧を早急に行うこと。
- 決壊した堤防の復旧を早急に行うこと。
- 農業・商業の被害実態を掌握し、補償を行うこと。
- 被災者の生活再建への支援について
- 住宅の浸水被害の認定については、2004年の台風被害時に、一定弾力的な運用がされており、今回も、市町が弾力的な浸水被害認定ができるように、支援すること。
- 県独自の「床上浸水」被害への支援金などを復活し、すくなくとも2004年時並みに被災者支援を強化すること。
- 被害をうけた自動車等への支援を行うこと。
- 山林に残された風倒木など、被害を広げた原因の分析と対策をすすめ、再発防止策を実施すること。
以上
兵庫県知事 井戸 敏三 様
日本共産党兵庫県委員会 兵庫県会議員団 佐用町会議員団 宍粟市会議員団 朝来市会議員団 |