神戸製鋼違法寄付問題の取り組みについての申入れ
国や地方でも、西松献金問題など、政治とカネの問題が指摘され、きびしい対応が求められている。 2月に明らかとなった「神戸製鋼違法寄付」問題は、神戸製鋼の会長と社長が違法性を認めて辞任したが、その詳細は明らかにされていない。 日本共産党兵庫県会議員団は、違法寄付を受け取った側の問題として、議員個人も政党・所属会派とも、自浄能力を発揮すべき問題だが、いまに至っても、どのようにかかわっていたのか不鮮明なままであり、県民にたいする説明責任を果たしているとは到底言えない状況である。 2人の市議がかかわっていた加古川市議会では、政治倫理条例にもとづく審査会を行い、「厳重注意」がされ、任期中の議会役職の就任や付属機関への推薦を行わないこと。そして、当事者の市議から、「私共の後援会が神戸製鋼所より政治資金規正法で禁じられている寄付行為を受けていた」と認め、「心よりお詫び申し上げます」と弁明文を公表している。 現・元の2人がかかわっていた高砂市議会でも、議員政治倫理特別委員会が開かれ、現職市議に「議員辞職勧告」が出された。 地域住民からも、「市議会は一定対応したが、県議会はどうなっているのか」という声が聞かれるようになっている。 よって、議長におかれては、兵庫県会議員が、神戸製鋼違法寄付にどのようにかかわっていたのか、その究明と県民への説明責任を果たすよう、取り組みをすすめることを強く求めるものである。以上 兵庫県議会議長 釜谷 研造 様
日本共産党兵庫県会議員団 団長 ねりき 恵子 |