このサイトは旧サイトです。最新情報などはこちらをご覧ください。
メニューをスキップする TOPページへ 本会議へ 予算決算特別委員会へ ニュースへ 政策見解へ 県会報告へ リンクへ スケジュールへ
2008年07月30日

わが県の漁業を守るため一刻も早い対策を求めます

 知事におかれては、時下 益々ご清栄のことと存じます。
 既報の通り、原油価格高騰・漁獲減少・魚価低迷の三重苦に加え、今年3月5日に発生した明石海峡船舶事故による油被害等により、県下漁業は他にも増して困窮状態に追い込まれています。
 国は、融資や基金事業などの対策に、「このままでは廃業しかない」「現場のことがまるでわかっていない」など、漁民からの失望と苦悩の声の高まりに対し、支援策を発表しました。一定の前進ですが、あくまで省エネ対策が条件であり、問題です。
 海苔漁などは秋から新漁期が始まります。対策は一刻の猶予もなりません。また、豊かな水産業を形成しているわが県が手厚い漁業対策を講じることは、全国の漁業振興はもとより、国民・県民の豊かな食を確保する先駆的役割を果たすものと確信します。
 よって、漁業を守るための積極的な役割を果たされるよう、下記、申し入れるものです。


  1. 原油価格高騰をはじめ漁業被害に見舞われている漁業関係者の状況を、県としても独自に把握し、現場実態に合った対策を講じる指針とすること。

  2. 原油価格高騰対策として、国に対してすべての漁民の必要に応じて行う「直接支援」の実施を強力に要求するとともに、県独自の「上積み」「横出し」対策も講じること。

  3. 明石海峡船舶事故で被災した漁業関係者への支援について、救済されるべき漁民がこれ以上いわれのない苦悩の継続を余儀なくされることのないよう、国の対策待ちとせず、県として必要な支援を行うこと。特に油流出防止対策(風評対策)は、海苔の新漁期までに有効な手立てを積極的に講じること。

以上


兵庫県知事 井戸敏三 様

前のページへ戻る このページの上へ
Copyright(c)2001-2018 日本共産党兵庫県会議員団