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2007年07月23日

海上自衛隊呉地方隊「展示訓練」の中止を求める申し入れ

兵庫県知事
井戸 敏三 様

日本共産党兵庫県委員会
委員長 岡 正信
日本共産党兵庫県会議員団
団長 つづき研二

 8月3日から6日の間、海上自衛隊呉地方隊による津名港、神戸港、大阪港を含む大阪湾で自衛艦の護衛艦・掃海艇・輸送艦など15隻およびP3Cなど航空機による「展示訓練」として艦艇による航行、飛行展示など実施する計画が明らかになりました。そのため、乗艦見学一日2,900人、2日間で5,800人を募集し、こどもたちなど県民を動員しようとしています。

 この間政府は、防衛庁を防衛省に格上げしたり、自衛隊を海外派兵が主たる任務と位置づけるなど軍事化の動きが進んでおり、一方で自衛隊による軍事訓練が頻繁におこなわれるようになっています。
 川西市では、武装した自衛官が市街地を迷彩服姿で白昼堂々の歩行訓練もおこなわれ、市民の大きな反感を買っています。

 また、自衛隊の情報保全隊による国民監視行動を日常的におこなっていたことも日本共産党の志位委員長の記者会見によって明らかになり、マスコミや市民団体・学者・文化人等々、幅広い国民各層からの反感・抗議・意見が出されました。
 戦前の憲兵政治を想起させる行為は、違憲・違法な行為であり断じて許す事はできないことから日本共産党も断固抗議しました。

 このようななか、さらに今回4回目となる自衛艦による大阪湾での「展示訓練」は、平和な大阪湾を脅かし、県民を動員することは許せない行為です。
 とりわけ入港予定の「神戸港」は非核「神戸方式」を実施している「平和利用」を宣言している港であり、津名港は地方の港湾として一般に利用されている港です。
 いま、世界中の国々がアメリカのイラク戦争を非難し、自衛隊を含む米軍などのイラクからの撤退が大きな国際世論になっています。しかし、安倍内閣はその声を無視してイラクに自衛隊を送り続け、憲法9条を変えてアメリカと肩を並べて戦争ができる国にしようとしています。

 以上、私たちは、自衛艦の「展示訓練」とそれに伴う津名港、神戸港、大阪港への自衛艦の入港に断固抗議し、中止を要請するものです。
 県知事におかれては、非核「神戸方式」を堅持する神戸港や地方の港湾として一般に利用されている津名港の利用目的から逸脱する、「自衛艦入港」を拒否し、「展示訓練」なる大阪湾の利用に県民を代表して抗議の意思表明をされるよう強く申し入れます。

以上

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