姫路港への米ミサイル艦の寄港計画 兵庫県に寄港拒否を迫る
日本共産党兵庫県委員会と県議団が県知事に寄港拒否を求める申入れ
日本共産党兵庫県委員会(西川恭次委員長)と同県議団(筒井もとじ団長)は、県知事に対し、米国ミサイル巡洋艦「ヴィンセンス」の姫路港への寄港拒否を求める申入れを行いました。 申入れでは、当米国艦船が核兵器搭載可能艦であり、劣化ウラン弾を搭載しているとも言われ、核持ち込みに対する県民の不安が高まっており、県民の平和と安全を守る県の責任ある対応が求められていると指摘。 今回の姫路港入港は、新ガイドライン関連法による民間港湾使用の準備活動であることは明白で、非核「神戸方式」をとる神戸市をはじめ、姫路市も「非核平和都市宣言」を行っていることを示し、県下市町の平和施策の尊重と県民の安全を守る責務から、港湾管理者として県が、米国ミサイル巡洋艦「ヴィンセンス」の姫路港への寄港を拒否するよう強く求めました。 対応した馬場英司知事室長は「米総領事へ同艦船の状況を照会したのは核を積んでいるかどうかという意味で、回答をみて判断したい」などと答えました。
兵庫県知事 井戸敏三 様 日本共産党兵庫県委員会
委員長 西川 恭次 日本共産党兵庫県会議員団 団長 筒井もとじ
米国ミサイル巡洋艦「ヴィンセンス」の姫路港への寄港拒否を求める申入れ 米国ミサイル巡洋艦「ヴィンセンス」が、県の管理である姫路港に寄港しようとしています。米国軍艦が県の港湾に寄港するのは、神戸市が非核「神戸方式」を採用した1975年以降、初めてのことです。とりわけ当米国軍艦が核兵器搭載可能艦であり、劣化ウラン弾を搭載しているとも言われ、核持ち込みに対する県民の不安が高まっており、県民の平和と安全を守る県の責任ある対応が求められています。 今回の姫路港への入港は、同時期に愛知県、和歌山県にも寄港が計画されており、新ガイドライン関連法の準備活動であることは明白です。 さらに、わが国は「核兵器を持ち込ませない」など非核三原則を国是としており、また、県下の自治体でも、神戸市は非核証明書を提出しない艦船の寄港は認めない非核「神戸方式」で世界に知られており、姫路市も「非核平和都市宣言」を行っています。 県として国是の遵守はもちろんのこと、県下市町の平和をまもる施策の尊重と県民の安全を守る責務があります。 以上の立場から、港湾の管理者として米国ミサイル巡洋艦「ヴィンセンス」の寄港を明確に拒否するよう強く求めるものです。 |