議会報告
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私は、日本共産党議員団を代表して上程された決議案第4号「増山誠議員に対する問責決議」、第5号「岸口みのる議員に対する問責決議」について意見を述べます。
兵庫県議会基本条例は第13条で「議員は、県民の負託を受けた代表として、高い倫理的義務が課せられていることを自覚し、議員としてふさわしい品位を保持しなければならない」としています。
百条委員会副委員長であった岸口みのる議員は、知事選挙期間中の11月2日に立花孝志氏と面会し、百条委員会の審議にかかわる真偽不明の文書を第三者が手渡した場所に同席していたことが明らかになっています。また、増山誠議員は、百条委員会での非公表の議事内容を許可なく音声録音し、立花孝志氏に提供したことを認めています。
岸口議員、増山議員の行為は、告発文書の真偽を明らかにするという百条委員会の目的から著しく外れるだけでなく、審議を阻害しました。百条委員会は、県議会で議決され、議会として調査を委託して行われたものであり、両名の行為は、議会のルールと品位を著しく傷つけました。
また、両名の行為により、第三者による百条委員らへの誹謗中傷が流布され、そのために竹内英明元県議が自死されるという重大な事態を招いたことを鑑みると、その責任は極めて重いものと言わざるを得ません。
日本共産党兵庫県議団は、こうした重大な結果を招いた両名の行為は、決して許されるものではなく、議員としてもふさわしくないと考え、辞職を求めてきました。本来なら議会として、両名に対し議員辞職を強く求めることが妥当であると考えますが、辞職を含めた責任を問うという立場で、両決議に賛成します。