政策・見解・議員団活動

  • 2025年01月24日
    見解

    竹内英明元県議の訃報に際する日本共産党兵庫県委員会の見解

     兵庫県議会の文書問題調査特別委員会(百条委員会)の委員として力を尽くしてこられた竹内英明元県議が亡くなられたとの報に接し、痛恨の極みです。心からお悔やみを申し上げます。

     竹内氏は、昨年の県知事選挙の最中に、齋藤元彦氏を支援すると立候補していた立花孝志氏の交流サイト(SNS)などにより「デマで齋藤前知事を悪者にしようとしている」「齋藤知事を追い落とす黒幕の一人だ」などと攻撃を受けました。さらに立花氏は、百条委員会委員長の自宅前で演説した際に、「次は竹内のところに行く」などと脅しをかけていました。竹内氏は、県知事選挙投票日翌日、これらの攻撃により、ご家族も大変おびえていたということで、「家族を守りたい」と議員を辞職されていました。

     立花氏は、竹内氏の死に際し、「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などとしていましたが、県警本部長が、「全くの事実無根」と否定しています。立花氏は、ほかの百条委員のメンバーにも脅しなどを行っています。

     このような言葉による暴力、脅しは、許されません。これらの行為は、直接被害を受けた県議への人権侵害であるとともに、兵庫県議会や百条委員会での公正で民主的な議論を妨げ、歪めるものです。

     兵庫県当局は、竹内氏が死においやられた原因は何だったのか、徹底的な解明と再発防止のための手立てを尽くすことに責任を負うべきです。

     告発文書問題にかかわって、複数の方の命が奪われています。問題のおおもとは、昨年3月の告発文書に対して、公益通報として取り扱わず、公益通報者保護法で禁じられている告発者探索をおこない、告発者を処分までする違法な行為を行った齋藤元彦兵庫県知事の対応にあります。 

     日本共産党兵庫県委員会は、齋藤知事に対し、ただちに立花氏らに、言葉の暴力、脅し、誹謗中傷的言説をやめるよう要請すること、また一連の問題について知事自身が、説明責任を果たすことを強く求めるものです。党県委員会は、党県議団とともに、県議会、百条委員会などの場で、疑惑解明と責任の追及、県政の正常化に向けて力を尽くします。

    2025年1月24日

    日本共産党兵庫県委員長 松田 隆彦

    日本共産党兵庫県会議員団長 庄本えつこ

     

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