兵庫・県議会政活費条例改正 〔兵庫県議会 政務活動費条例改正可決〕
政務活動費の不正支出疑惑が問題となっている兵庫県議会で22日、「政務活動費の公布に関する条例」改正案が賛成多数で可決しました。 野々村竜太郎元議員による城崎温泉駅など日帰り195回、300万円をはじめとする不正支出疑惑に県民の厳しい批判がおこり、県議会に「政務活動費のあり方検討会」を設置して議論してきました。日本共産党議員団は、政務活動費の1割カットと全額会派支給や、野々村元議員以外の疑惑の調査と全県議の過去3年分の支出の点検など不正の徹底解明と再発防止策を求めてきました。 今回の改正では、政務活動費の1割削減と第三者委員会(政務活動費調査等協議会)の設置、会計帳簿のインターネット公開、宿泊費の実費支給などが見直されました。 討論に立った日本共産党の練木恵子県議団長は、これまでに6回におよぶ政務調査費の独自条例改正案提出で「1円からの領収書添付」実現に道を開いてきたことや地方自治法改正による「その他の活動」への使途拡大に反対したことを指摘。「疑惑の解明という点では途上」と強調し、領収書のインターネット公開など残された課題を示し、議員報酬の3割引き下げや費用弁償の実費支給などさらなる条例改正を呼びかけました。(了) |