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2014年06月03日

原発再稼働差し止め判決「行き過ぎ」兵庫県知事発言に抗議

 二日、日本共産党兵庫県会議員団(団長=ねりき恵子)は、井戸敏三兵庫県知事に対し、「福井地裁判決を受け止め原発再稼働の中止を求める申し入れ」を行いました。
 5月21日の大飯原発の再稼働差し止め判決に対し、井戸知事は、記者会見で、判決は「行き過ぎ」「自動車等も100%の安全度は保証されていない。極端な視点」「専門家の意見等も裁判の過程で聞くことが必要」などと述べていました。
 申し入れで各県議は、井戸知事の発言は「福島の現実を見ないもの」、「原発と自動車を同列に議論することは、原発の異質の危険のごまかし」と批判。
 また、井戸知事は、関西広域連合長として、2012年度の大飯原発3・4号機の再稼働を容認し、政府の再稼働に道を開く役割を果たした過去もあり、「今回の判決を重く受け止め、原発再稼働を中止する立場に立つべき」と強く申し入れました。
 対応した杉本明文県防災監は、「どんな問題でも、リスクがある」などと知事と同じ姿勢で、発言を繰り返しました。(了)

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