兵庫県教委、高校入試全県5学区の基本方針を(1月6日)
6日、兵庫県教育委員会は、「新通学区域に係る基本方針」として、現在の16学区を5学区に統合し、志望校を複数選べる複数志願選抜制度を全県に導入し、二〇一四年度の入学者から実施する方針を決めました。 昨年11月に「通学区検討委員会」の最終報告にそった内容ですが、6月に素案が発表されて以降、県下市町や父母、関係者から、「高校が遠くなって通えなくなる」、「選択が広がるのは一部の成績上位の生徒だけ」等、反対や不安の声が強まり、日本共産党県会議員団も「強行するな」と申入れていました。 同日、教育委員会会議の前に、兵庫労連や高教組、新婦人などでつくる「兵庫の教育をよくする県民会議」は、各教育委員に、「結論を急がず、地域の声を十分に聴く」ことを申入れ、共同宣伝行動も行いました。 基本方針では、遠距離通学などの「不安感の解消」のためとして、「通学支援のあり方を検討」などの対策を行うとしています。
○雨松康之氏(兵庫県高等学校教職員組合委員長)の話
大きな影響を受ける生徒や保護者、地域住民、そして学校関係者の声を十分に聴かず、強行したことに強く抗議します。年初早々の会議で決めたことは、反対の声を封じこめようとする意図を感じます。今後、父母・県民との共同を広げ、基本方針の撤回をめざします。 (リンク先)→http://www.hyogo-kokyoso.com/
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