きだ結兵庫県議が初質問（２２日）

原発問題で知事にせまる

　きだ県議はまず、日本共産党として、福井の美浜原発・高速増殖炉「もんじゅ」の調査や関西電力本社への申し入れを行って、相変わらず「万全の安全対策をとっており、将来も原発が必要」と原発に固執している電力会社や政府の立場を批判し、「知事として、関西広域連合の長といして、危険な原発依存からぬけだし、関西電力・美浜原発の再開中止を求めるべき」とせまりました。
　井戸敏三兵庫県知事は、「電力の半分を担っている原発発電の代替は現実的ではない」と答弁し、運転再開にたいしても、原発の危険性には答えもせず「安全性の確保や福島第一原発の事故対処の検証をもとに、安全性の評価を下して、再開を判断すべき」と再開中止を求めることを明言しませんでした。
　前日、井戸知事は、関西電力社長から、「１５％節電協力要請」を受け、一定の理解を示して「原発をやめるやめないは判断できない」と発言。今回の答弁でも　県民の「原発から撤退すべき」の声に応えないあいまいな姿勢でした。