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2010年10月02日

武庫川ダム事実上中止に

 兵庫県南東部を流れる武庫川の上流、武田尾渓谷にダムを建設する、約50年越しの県の計画が事実上中止になりました。ことし1月に県が示した、今後20年の方針である「武庫川水系河川整備計画(原案)」に、この武庫川ダム建設は盛り込まれませんでした。
 貴重な動植物が生息する自然を壊し、高さ73メートル、長さ160メートルの巨大ダムをつくる計画にたいし、故都築研二県議をはじめ党県議団は、住民運動と手を携えて県議会で唯一反対。データのごまかしや環境への影響など問題点を追及し、「ダムありきでなく森林保全など総合治水を」と論戦してきました。
 こうしたなか、2000年に県が「ゼロベースから検討」と約束。04年に知事の諮問機関「武庫川流域委員会」が住民参加で設置され、流域委は06年、「整備計画」には新規ダムを入れず総合治水を基本にと提言。「整備計画(原案)」に反映されました。一方、「整備計画(原案)」には、新規ダムの「必要性・実現可能性の検討を継続」とあり、火種は残っています。
 「21世紀の武庫川を考える会」の奥川和三郎代表は、「都築さんは、下流の潮止め堰などを撤去すれば、流下能力が増して治水力が向上するとともに鮎が遡上する自然豊かな武庫川に戻せると主張してきましたが、この潮止め堰の撤去が『整備計画(原案)』に盛り込まれた。これをはじめ、住民と共産党の共同が大きな力になりました」と語ります。 (赤旗新聞掲載より)

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