10年連続予算組替え提案
15日、兵庫県議会、予算特別委員会で、日本共産党兵庫県会議員団は、10年連続となる予算組み替え提案を行いました。 新町みちよ県議は、提案説明で「県政をチェックすると同時に、くらしを守る予算となるよう行う」と説明。 - 民主党政権の施策を県民の立場でより前にすすめる予算として、後期高齢者医療制度の保険料据置(1年分・5億円)、私立高校生の授業料軽減の予算を倍額(プラス6億円)に。
- 「新行革プラン」で削られたお年寄りや母子、障害者の医療費助成を元にもどす。
- パナソニック等への大企業向け補助金を削減し、中小企業の仕事おこしにつながる民間住宅の耐震化やバリアフリー、リフォーム助成の予算をつける。
- 国民健康保険の保険料軽減、救急などの医療充実、医師確保や看護師奨学貸付制度の復活。
- 小4でとまっている35人学級を5・6年にも拡大。
中3まで入院一部補助まで到達した「こども医療費助成」は、通院も含めて完全無料化。 - 太陽光発電を促進などの地球温暖化対策の強化。自然環境保護や林業振興。
- 道路、ダム、空港など、不要不急の大型公共事業にメスを入れ、大幅に削減。
与党会派が否決与党会派は、福祉医療を新行革プラン前にもどす組替えに対し、「差し戻しは論外」(自民)、「新行革プランそのものを否定」(民主)「給付のみを求める無責任なもの。投資事業の堅持は必要」(公明)などと反対し、来年「新行革プラン」の総点検の時期に議論すべきであると主張。知事提案予算に賛成しました。 県民要求の大きな力否決された予算組み替え提案ですが、県民要求を一概に否定できない与党会派の態度が見えた場面もありました。 反対討論の最後に、「共産党議員団が提案された項目において、なかには乳幼児等医療費公費助成を拡充していこうとする方向をはじめ、太陽光発電施設の民間住宅への設置促進を図ろうとする観点など、担当関係部局において、その施策化を実行されるべきと考えるものもあります」(公明)と付け加えざるをえませんでした。 |