現行武庫川ダム計画の中止などで質問
25日、兵庫県議会で、ねりき恵子県議が、一般質問を行いました。 ねりき県議は、雇用の問題で、パナソニックが姫路の液晶(IPS)工場で、「派遣を大量募集」し、将来は請負にするとの説明がされている問題で、「非正規でなく正社員を」「大企業むけ補助金は廃止を」と迫りました。 さらに、私立学校生徒の授業料などの負担軽減で、国の下支え制度ができ、予算を半分に減らした県独自の制度を元にもどすことを求め、全国4位(入学・施設整備含む)の兵庫の私立高校負担のさらなる軽減を求めました。 現在、流域委員会で議論されている「武庫川水系河川整備計画(原案)」について、ねりき県議は、「現行武庫川ダム計画はきっぱり中止を明言すべき」と迫り、流域全体で洪水を受け止める「流域対策の拡大や、洪水から住民を守る耐越水堤防への取り組み」を求めました。 井戸敏三知事は、「平成5年ダム計画はいったん位置づけがなくなる」と認め、「巻堤」や「(流域対策が)さらに可能か検討する」と約束する一方、「新規ダムは検討を継続」と答弁。 その他、県立塚口・尼崎病院の統合問題、被災高齢者・商店の支援、こども医療費の無料化、少人数学級の拡大、戦時性的強制被害者への補償等を取り上げました。 |