伊丹市で救急の実態調査(瀬戸氏、ねりき県議、伊丹市議団)
5日、兵庫県伊丹市の男性が1月に交通事故で重症を負い、14病院に救急の受け入れを断られ死亡した問題で、日本共産党の瀬戸恵子、北野のり子と県議団、伊丹市議団が、伊丹市消防局と市内の民間病院で実態と要望を聞きました。
伊丹市消防局の上原登次長は、事故の対応や病院との交渉状況、6件の救急が重なり、救急隊員と通信司令室の連携ができなかったことを説明。今後、受け入れ要請が5回以上、15分が経過した場合、相互に連携するよう徹底したことを報告しました。精神疾患に係る救急搬送が困難になっている実態も報告されました。 瀬戸氏は、医師不足など救急の受け入れ体制縮小が一番大きな原因だと指摘し、「医療事故の原因を解明する第三者機関、無過失保障制度、公立病院が不採算でも支えることができる診療報酬を実現することが絶対必要です」とのべました。 救急を受け入れた病院では、ぎりぎりの体制で受け入れている実態と支援の必要性がのべられました。 |