県立塚口病院の存続請願 自民、民主、公明が反対して不採択に
24日、県議会本会議
兵庫県が、県立塚口病院(尼崎市)の統合・再編案を打ち出している問題で、「県立塚口病院の存続と充実を求める会」が7万4000筆(その後3400筆を追加)の反対署名を添えて県議会に提出した請願の採決が、24日、行われました。 日本共産党など8人が賛成しましたが、自民、民主、公明の各会派などが反対し、不採択となりました。 請願を審議した健康福祉常任委員会(10月4日)では、自民党は「外部委員会で協議される」と不採択を主張。民主党と公明党は「外部委員会での検討を見守る」と継続審議を主張し、本会議では不採択を主張しました。 日本共産党は、「再編で地域・救急医療の後退は明白。外部委員会は統合・再編が前提だ」と採択を主張しました。 本会議を傍聴した同「会」の人たちは、共産党控室で居合わせた井戸敏三知事に、「冬柴が地元で県に凍結させたと説明しているが本当か?」「命を守る責任を果たして」と訴えましたが、知事は「これから検討される」「患者が来ないんだから」とのべ、これまで塚口病院の診療科目を減らしてきた責任を棚上げにしました。 同「会」は「切実な願いをふみにじるのは許せない」と、11月1日に報告集会を開くことにしています。 |