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2008年10月10日

県下に「無保険」のこどもが781人!

9日、杉本県議、決算特別委員会質疑

 高すぎる国民健康保険料を親が払えず、「無保険」になっているこどもが、兵庫県下に781人いることが、9日、初めてわかりました。内訳は▽姫路市165人▽神戸市103人など。
兵庫県議会決算特別委員会で、日本共産党の杉本ちさと県議の質問に対し、当局が明らかにしたものです。党県議団は独自調査もしてこの問題を追及していました。
杉本県議は、国保加入者の平均所得が大幅に下がっているのに保険料は上がり、所得200万円の四人家族で40万近くなるケースを示し、国庫負担の大幅削減や、国や県が滞納者の多い市町に制裁を課して保険料取り立てを競わせていることを批判。
学校の野外活動に保険証を持って来られなかったり、教師が医者に行くようすすめても何年も前の薬を飲んですませているこどもの実態を示し、せめてこどもにはすべて保険証を交付するよう働きかけるべきだと主張しました。
「こどもがいるというだけで資格証明書を発行しないのは適切でない」との県の答弁に、自治体が負うこどもの育成責任を放棄するものだと厳しく追及しました。

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