「複数志願選抜制度」導入の撤回を申入
3月31日、日本共産党兵庫県議団と神戸・芦屋・宝塚市議団は、県教委に対し、強引な県立高校「改革」に抗議し、神戸の2つの学区と宝塚学区への「複数志願選抜制度」の導入の撤回を申入れました。
複数志願選抜制度は、全日制普通高校を対象に、試験の際に、第一・第二希望を志望し、第一志望には加算点(15〜35点)を加えて合否判定をする入試制度で、2003年から県下八学区に導入され、今回神戸第一・芦屋学区と神戸第二学区、宝塚学区に、2010年から導入されることになりました。
西理(にし・ただす)神戸市議は、「全く議論もなく突然の導入は許されない」、田渕宝塚市議も、「市教委も、住民からの意見をこれからも聞く予定なのに、拙速だ」と発言。
さらに木野下あきら、森静芦屋市議は、「芦屋は、以前神戸第一学区に統合。地元の県立芦屋高校に行きたくても入れない子が増えている」と述べ、今後、複数志願の導入、さらに神戸第二学区との統合になれば、芦屋から北区に通わなければならなくなると訴えました。
参加者はそれぞれ、高校ランクによる選別教育を強める複数志願や学区拡大を批判しました。 吉本知之県教育長は、「100%の人を満足させる制度はない。ひとつの制度に選択せざるを得ない」と述べました。 申入れには、ねりき恵子、星原さちよ県議が参加しました。 |