杉本ちさと議員が一般質問(294議会)
兵庫県議会で2月28日、日本共産党の杉本ちさと議員が一般質問に立ちました。
「新行革」予算に反対「新行革プラン」の初年度として、450事業を廃止、1400事業を削減する予算案を、命に関わる予算カットなど、県民犠牲を押しつけ、ワーキングプアをひろげるものだとのべ、予算を抜本的に改めるよう求めました。
知事の公約違反追及姫路に進出予定の松下電器等の液晶パネル工場に90億円、尼崎の松下PDP工場に175億円も補助を出す一方、福祉医療28億円(年間)を削る計画を「逆さま県政だ」と批判。 老人医療費助成の対象者率がたった12%になる問題で、「50%を維持する」との知事の選挙公約に違反すると追及しました。 知事は、改悪を決めておきながら、「来年7月までの任期中は維持される」と開き直った答弁をしました。
道路特定財源前提の高速道路やめよ道路特定財源の維持を前提に県が進める「播磨臨海道路」計画は、6千億円以上の事業費がかかるうえ、県のいう渋滞解消にさえ役立たないことを、国の調査を示して指摘。 道路建設が財政悪化を招き、県の借金返済の3割を道路関連が占める現状なのに、高速道路推進はやめるべきだと中止を求めました。
救急医療体制充実を姫路市で、17の救急病院に受け入れされず男性が死亡した件で、医療費抑制政策のもと、病院が次々撤退し、救急医療が崩壊寸前だと指摘。 3次救急の体制を県が整備してこなかった問題を追及し、姫路で検討中の新型救命救急センターへの財政支援をはじめ3次救急の体制整備と、2次救急への補助創設など、拡充を求めました。 県は新型救命救急センターについて財政支援を含め「検討」と答弁しました。
産業界にCO2総排出量の削減義務づけを県内にある神鋼、新日鉄など有数の製鉄会社や、神鋼石炭火力発電所などが、CO2排出量の相当部分をしめていると指摘。各事業所に総排出量の公表と削減を義務づけ実効ある地球温暖化対策を求めました。 他に、少人数学級、原油高騰対策、後期高齢者医療についても質問しました。 |