のじぎく療育センターの移転・廃止計画の撤回を(新町みちよ県議)
九日の兵庫県議会、予算特別委員会で、日本共産党の新町美千代県議は、のじぎく療育センターの移転・廃止計画の撤回を求めました。 「『のじぎく』があるから、この子と生きていける」ー県立のじぎく療育センターは、肢体不自由な子どもたち等が治療・訓練を受けながら、保育・教育も受けられる県内唯一の施設です。しかし、兵庫県が突然「移転・廃止」を発表したのです。父母を中心に存続求める「会」が急きょ結成されるなど、大きな問題となっています。 新町県議は、「もともと2年前の検討委員会では、さらに拡充する方向が出されていたのに、県はその方向を恣意的に葬り去って、今回の縮小・廃止案を強行した。断じて許されない」と強調。「移転・廃止案の白紙撤回せよ」とせまりました。 県当局はこれまでにもさんざん「行革」で縮小しておきながら、「いまのこどもには十分対応できる。縮小ではない」「老朽化、大規模で非効率」などとゴマカシの答弁。 また、先の検討委員会の「報告案」への県民からの意見募集(パブリック・コメント)が非公開とされていることを追及されても、「職員が三割、患者が六割を占め、幅広い県民の意見ではなかった」とひらき直り、職員・患者父母の声を聞かず、計画を強行する姿勢を鮮明にしました。 |