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2006年02月16日

神戸空港 視界不良の開港
記念キャンペーンの一方で… 不安の声相次ぐ

 「飛行機がぶつからんやろか」「約束と違う」||神戸空港が開港した16日、神戸市内では、就航七都市の特産品販売など開港記念キャンペーンが派手におこなわれる一方で、市民団体が終日抗議行動を繰り広げ、市民からは不安や怒りの声が数多く聞かれました。
 財政や採算など多くの問題が解決しないまま、見切り発車した同空港。午前7時21分、雨のなか一番機が離陸し、文字通り鴃視界不良鴆の開港となりました。ターミナルは、乗客や見学客で終日混雑しました。
 鹿児島行きの便を待っていた神戸市西区の山本悦子さん龕?‖不動産業‖は、「開港日に、記念に飛行機に乗ってみようと友だちと来ました」といいながら、「神戸市は空港に市税を使わないといっていたのに、採算がとれないからといって使うらしいですね。市民に負担させるのは約束と違う」と語りました。
 早朝から空港現地での抗議集会に参加した毛綱啓太さん齲?‖垂水区‖は、「先日東京にいきましたが、どこにも神戸空港のポスターは張ってなかった。土地はほとんど売れ残っていて、殺風景やし、赤字間違いなしですよ」と怒り心頭。三宮駅前でバスを待っていた女性??‖兵庫区‖は、「関西に三つも大きな空港があって、飛行機がぶつからんやろか…。子どもや孫のためにも、借金返済に税金は使わないでほしい」と不安そうに話していました。

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