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2005年12月12日

県が八鹿ダム(養父市)を見直し明言

中村県議(決算特委、県土整備部審査)

 兵庫県議会、決算特別委員会で、日本共産党の中村まさひろ県議は、 本会議でも質問した八鹿ダムについて、「地元市のダム撤退は明確。いったん白紙撤回し、ゼロから見直すべき」と迫りました。
 原口和夫県土整備部長は、「養父市の結論が出れば、ダムから取水する必要がなくなるので、治水単独でダムが必要かどうか早急に検討する」と述べ、八鹿ダム建設の「見直し」を認めました。
 中村県議は、「ダムに固執し、ずるずる引き伸ばせば、地域住民を水害から守れない」とダムの検討と切り離した河川改修を求めました。
 養父市に県が建設予定の「八鹿ダム」は、水道水源と洪水対策のために1993年からはじまった生活ダム(総事業費・約100億円)です。日本共産党県議団は、地元市議とも協力した独自調査や住民との懇談などを行い、2003年から本会議や特別委員会などで、治水面・利水面・環境面等から再検討の必要性を追及。特に絶滅危惧種の猛禽類・クマタカの営巣が確認されていることも重視し、即時中止・凍結を求めてきました。
 一方、凍結されていた千種川支流の鞍居川・金出地ダムが再び建設の動きになっていることに対し、中村県議は、当面の洪水対策でも早く安くできる河川改修単独案を具体的に示し、再検討を求めました。

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