285県議会 中村まさひろ県議の代表質問
兵庫県が35人学級を小学4年まで「前向きに検討」
兵庫県議会本会議で、日本共産党の中村まさひろ県議が代表質問にたち、県知事などに質問しました。 中村県議は、現在小学1年生のみの少人数学級(三十五人学級)を、小中の全学年に拡大するよう知事に迫り、県当局は、小学校4年まで「来年度予算編制で、真摯かつ前向きに検討する」と約束しました。 日本共産党は、少人数学級について毎議会とりあげ、通算質問回数は八十回を超えます。請願などの県民運動とも連携し、今年の知事選挙でも争点となりました。今回の県当局の答弁は、県民の運動と世論が大きく実を結んだ成果と言えます。 また、JR脱線事故について、知事や検証委員会が加害者側のJRに肩入れしている現状を批判し、被害者の立場にたってJRに申し入れるよう迫りました。 無駄な公共事業の問題では、西播磨の金出地ダムについて、ダムよりも早く安くできる具体的な河川改修を提案し、この改修を怠ってきたことが昨年の洪水を引き起こしたこと、今も県が必要な検討もしていないこと。本流からの逆流であふれた合流点はダムでは防げないことを明らかにしました。同様に、但馬の八鹿ダムの中止を求め、県は「(八鹿ダムについて)市の精査を踏まえて判断する」と答弁。 また、障害児学校の充実、台風被災者への支援強化、介護保険の利用者の軽減や施設支援、中山間地の価格保障を中心とした農業振興、県民無視の国民保護計画について県の姿勢をただしました。
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