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姫路の年金担保資金業者が逮捕
杉本県議らの警察への告発がきっかけ
(「あすをひらく会、05年9月会報」より) さる8月16日、姫路の貸金業者が、年金担保融資の貸金業違反で逮捕されました。 兵庫県加古川市の72歳の女性から「年金を担保にお金を借りているが違法ではないか?」と大阪いちょうの会へ相談が持ち込まれました。 早速本人から聞き取り調査をしましたが、他にも同じように借りている人がいることも分かり、年金担保被害ネットワークの関井司法書士が加古川に調査にかけつけました。 そして、3月30日に兵庫県警生活経済課と姫路警察に本人と大阪いちょうの会と杉本ちさと県議の3人で刑事告訴しました。 貸金業者「クニテル」店長の上田真幸容疑者(40)は、年金を担保にとって、年金証書・預金通帳・印鑑・キャッシュカードを預かり、250万円の貸し付けを行っていたものです。兵庫県警は、同様の手口で50人に融資していたと見ています。
(昨年の貸金業改正で年金担保融資が違法に) 昨年末の12月28日に貸金業法改正で、「貸付金の弁済を公的給付を原資とする資金から受け取る目的で、譲り渡し、担保に供し、又は差し押さえすることが出来ないとし」、銀行の通帳・キャッシュカード・年金証書を徴収する行為を禁止しました。これを違反した場合は、「1年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金」に処し、行政処分の対象となる法律が施行されました。 |
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