06年度予算編成にあたっての重要政策提言
日本共産党兵庫県議団(中村まさひろ団長)は、2006年度予算編成にあたっての重要政策提言を、井戸敏三知事に行ないました。 ねりき恵子政調会長から政府税制調査会のメンバーとして、庶民増税に反対すべきことなど、県民の立場にたった日本共産党の提言の基本的な内容説明を行った後、各議員は具体的項目を説明。 宮田県議からはアスベスト問題での生活相談の切実な声を紹介し、無料健康診断の実施や今後の被害防止の徹底などを発言。新町県議からは農業の担い手を県独自に支援すること。杉本県議は、数字上は雇用の改善といわれるなか、若者をはじめ非正規雇用の拡大でくらしが大変になっていること。毛利県議から、DV対策の基本計画策定に際し、人権侵害の犯罪であることの徹底と神戸市内に被害者の避難用県営住宅を用意することを要求。つづき県議は、フィンランドの教育の話から少人数学級の促進こそ必要と強調。筒井県議は、憲法改正や日本の右傾化をめざす「日本会議」兵庫総会への知事の祝電は、日本の侵略の歴史問題がアジアで大きく問題になっているなか、軽率であると指摘しました。 提言を受けた知事は、「アスベストは立場の違いを超えて取り組みをしたい」「少人数学級は、否定はしておらず、要は財源の問題」とのべました。
(記者発表資料)
県庁記者クラブ 各社 様
日本共産党兵庫県会議員団
団長 中村まさひろ
「2006年度予算編成にあたっての重要政策提言」について
本日午後、知事に対し「2006年度予算編成にあたっての重要政策提言」を行ないました。その主要な内容は以下のとおりです。
1.今年は、JR列車事故、アスベスト健康被害などの重要な問題がおこり、知事選挙・総選挙と重要な選挙も相次ぎ行われた。「小泉構造改革」や「県行革」による県民生活への「痛み」の押し付けにたいし、「くらし・福祉の充実を」「無駄な公共事業をなくせ」など、県民の願いは切実である。 重要政策提言では、県民からみた井戸県政の問題点を指摘し、県民にとっての県政に転換する柱を提案している。
2.2つの重点課題、12の柱133項目の提言 「石綿(アスベスト)被害対策」と「JR列車事故」は、兵庫県で日常生活を営む上で、無関心ではいられない重要な問題であり、真の解決が求められている。その2つの県民的要求を最初に掲げ積極的な提言を行なっている。 また、福祉医療問題、教育、平和、震災復興、地域経済・雇用、農林業、警察などについても、県民の立場で提言。
3.今年度の具体的提言の特徴 (1)アスベスト被害対策では、日本共産党として、国会での新法の提案活動と連携しつつ、被害者救済に全力をつくし、国と企業責任を求めた。 (2)JR列車事故では、JR西日本を「安全第一」「人命優先」にす(3)福祉医療公費助成をもとにもどし、介護保険の負担増にたいする県独自対応策を求めた。 (4)35人学級、少人数学級を全学年にひろげて実施する。
以上 |