ごり押しの高校統廃合計画 知事は白紙にもどせ
神戸・北区の住民、教職員ら1万の署名提出
「高校改革」問題で、神戸市北区の「鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校を守り発展させる会」は21日、両校の統廃合計画の白紙撤回を求める署名10039筆(累計)と要望書を県に提出しました。 統廃合計画は、県が「高校改革」の一環として、昨年3月に突然発表。十分な説明もないままの発表に、住民や教職員らが「守る会」を結成し、昨年10月末から30回にわたって署名活動に取り組んできました。 この日は、知事室秘書課に署名を提出。同会代表世話人で、鈴蘭台高校に10年勤務した吉田耕三さんは、「署名を集めると『やめてほしい』という声が圧倒的。知事は『参画と協働』というなら、ぜひ住民の思いを行政に生かしてほしい」と要望しました。 同会世話人の小野泰司・兵高教組神戸県立支部書記長は、「ポスターを店に張ってくれるなど、まちをあげて取り組んでいる。統廃合は白紙に戻すべきだ」と主張しました。 鈴蘭台高校卒業生の森田みきさん(34)は、「なぜあんなすばらしい高校をなくすのですか。子どもたちも親もみんな不安に思っています。納得のいく説明をしてください」と訴えました。
⇒「鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校を守り発展させる会」ホームページ http://www016.upp.so-net.ne.jp/stop10815/news.html#050621
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