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2005年07月10日

西宮今津高校の総合学科改編問題で西宮市議会が意見書採択

(7月10日付け「兵庫民報」より)


 県教育委員会が西宮今津高校を07年度から総合学科に改編しようとしている問題で、「西宮今津高校を守る会」が1万2千あまりの署名を添えて西宮市議会に提出していた「総合学科高校について県教育委員会に説明責任を求める請願」が7月1日、同市議会文教常任委員会で採択されました。
 審議で、総合学科と普通科が併設となるのかどうか、全てが総合学科になれば普通化の開門率が低下するのではないかなどの質問に、市教委は答弁できず、ますます県教育委員会の説明責任の重大性が浮き彫りになりました。
 また、答弁のなかで、4月18日に開かれた市中学校校長会に県教委から担当者が来て、ことし10月に中間計画、来年3月に基本計画を公表するという改編のスケジュールが決まっていることが明らかになりました。
 「西宮今津高校を守る会」は、一方的にスケジュールだけを示すやり方で、保護者、市民の意見どころか、校長や教師の意見さえ聞く気がない県教委の姿勢を強く批判。
 総合学科改編の白紙撤回を求め、さらに運動を強めようとしています。



西宮学区の総合学科高校設置について説明責任を果たすことを求める意見書


 西宮学区では50年以上も総合選抜制度が実施されている。西宮学区の公立普通科高校はすべて西宮市民の強い要望の中、市議会・市教委・中学校校長会・PTA協議会などが共同して設立したものである。そして「地域の学校」「共に育ちあう学校」として市民から信頼され、大切にされてきた歴史を持っている。
 しかし、兵庫県教育委員会は平成15年12月に発表した「高校教育改革後期計画」において、西宮学区に総合学科高校を設置するとし、これを受けて西宮今津高校は、多くの教職員の反対を押し切り、父母・地域住民に知らされることもなく、総合学科高校へ改編されようとしている。
 本市教育委員会が昨年4月に兵庫県教育委員会に提出した要望書にも記載されているように、西宮学区への「総合学科設置は、中学校の進路指導や現在の現行高等学校入学者選抜(西宮の総合選抜制度)に大きな影響を与えることは必至」である。
 西宮学区の子供たちの進路の問題を、市民に十分説明しないことは、「参画と協働」を掲げ、「地域に開かれた学校づくり」を目指す兵庫県教育委員会にふさわしくない行為である。
 よって、兵庫県教育委員会におかれては、西宮学区の総合学科設置について、「今後の西宮の教育全体を視野に入れ慎重に対処すべき課題」(市教委要望書より)であることを自覚し、十分な情報開示と、市議会・市教委との協議も保障し、直接、父母・地域住民に説明責任を果たすことを強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成17年7月5日
西宮市議会

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