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淀川水系2ダムの建設中止 国交省決定 国直轄では全国初
(「しんぶん赤旗」より) 国土交通省近畿地方整備局は1日、工事中の淀川水系5ダムのうち、大戸川ダム(大津市)と余野川ダム(大阪府箕面市)について、「当面実施しない」と事業の中止を決めました。国直轄のダムの工事中止は全国初。 両ダム事業とも、利水者の大阪府、京都府、大津市(大戸川ダム)、箕面市、阪神水道企業団(余野川ダム)が撤退の見込み。このため、「治水単独目的の事業となることで治水分の事業費が増加し経済的にも不利になる」というのが中止の理由です。 丹生ダム(滋賀県余呉町)、天ケ瀬ダム再開発(京都府宇治市)、川上ダム(三重県伊賀市)の3ダムについては、治水面で「緊急性が高い」などの理由で「実施」する方針です。 5つのダムについては、ことし5月にも、日本共産党として「水あまりが顕著で、事業継続は税金のムダ遣いになる」として事業の中止を求めました。
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