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県民が主人公 くらし応援の あたたかい兵庫県政へ
県民が主人公の県政をつくる会常任幹事 金田峰生氏が決意
(05年5月29日付け「兵庫民報」より)
民主団体や日本共産党などでつくる「県民が主人公の県政をつくる会」(略称=県民が主人公の会)は五月二十日、同会常任幹事で前日本共産党県議・党県国政事務所長の金田峰生氏(39)を無所属、共同の候補者として擁立し、六月十六日告示・七月三日投票の県知事選挙をたたかうことを発表しました。 金田氏は、二十二日、神戸ポートアイランド南公園でひらかれた第二十九回兵庫県赤旗まつりであいさつし、県政革新への熱い思いを訴えました。その概要を紹介します。
安心で安全なまちに 「県民が主人公の県政をつくる会」から県知事選挙に立候補することになりました。 最初に、JR福知山線事故被害者・家族のみなさんへ心からお見舞い申し上げます。私も、学生時代、もうけ主義の企業の論理が起こした犀川スキーバス事故で二十二人の学友を亡くしました。「二度とこんな事故は起こらないように」と願い、「友の分まで生きる」と誓った一人として、今回のJR事故は本当に悔しく、怒りを禁じえません。 もうけ主義にはしったJRの責任はもちろん、それを放置しつづけてきた政治の責任も問わなければなりません。わたしはこの場をおかりして、大量輸送機関の総点検をよびかけ、ごいっしょに、安心・安全のまちづくりをすすめたいと思います。
あたたかく福祉優先 県自身がおこなった県民意識調査でも、「暮らしが低下している」と半数近くが答えています。井戸知事は、そう訴えている県民に、福祉医療制度をばっさりと切り捨て、追い討ちをかけています。この冷たい政治を変え、福祉優先でみんなが将来への展望をもって暮らせる社会にしなければいけません。これは、これまで県下をまわってきた際、いちばん多く寄せられた願いでもあります。 今回、県政を変える機会を与えられました。みなさんと力を合わせ、この願いを実現する先頭に立たせていただきたいと思います。
子どもの豊かな学び 未来を担う子どもたちに必要な少人数学級を、井戸知事は「お金がないから」と拒否し続けています。「高校改革」でも、地元住民や子どもたちの意見を無視し、競争を激化させるような施策をおしつけています。 平和で民主的な明るい世の中をささえる「自主的精神に充ちた心身ともに健康な」子どもたちを育てるという教育基本法の理念をまったく忘れた、理念なき「教育改革」です。 教育のあるべき姿を、県民とともに探求し、子どもたちをしっかり守り、豊かに育てる県政をつくりたいと思います。
憲法生かす県政を かつてこの国では、青年が戦争により未来を絶たれました。生きがいではなく「死にがい」を語らせる悲惨な時代がありました。 平和を守り、民主主義を花開かせる時代が、いま、来ています。 核兵器廃絶の願いを「偏った主張だ」と退ける知事ではなく、平和と民主主義を守り、日本国憲法を生かす県政を、ごいっしょにつくっていこうではありませんか。 「人の生命と尊厳を大切にする、誠実であたたかい県政」実現へ全力で頑張ります。どうかお力をかしてください。 |
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