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2005年04月22日

丹生ダム予定地(滋賀県・余呉町)の現地調査
---党衆議院近畿ブロック事務所

クリックで大きな写真を表示 4月22日、日本共産党衆議院近畿ブロック事務所は、滋賀県に建設が予定されている丹生ダム(にうダム)の現地調査を行いました。
 調査には、兵庫県から中村まさひろ、つづき研二県議、住田川西市議が参加、地元の滋賀県、京都府、大阪府など合計19人が参加しました。
 同ダムは、淀川水系5ダムの一つで完成すれば近畿で最大規模のダムになります。80年に調査開始。88年に事業がはじまり、工事用道路や環境調査、水没地域の移転などが進行しています。

 一行は、国土交通省の丹生ダム建設事務所からバスで出発し、ダム建設予定地(写真)を訪れ、説明をうけました。
 当局は、「琵琶湖の環境や河川の治水にとって有効。利水はこれから再検討」と説明し、参加者からは「琵琶湖の水位が下がっているのは、もともと琵琶湖総合開発の問題。それを放置したままでは本末転倒」と指摘。「本体工事は未着工と言うが、これまで500億円つかっている。総事業費は1100億円(予定)を大幅に越える」
 「ダム下流の高時川は河川改修だけだと滋賀県の計画で40年かかるが、ダムと河川改修では10年でできる」との説明に、「河川改修のすべての対策を組み合わせたものとダムが比較検討されていない」と指摘しました。
 また、予定地の周辺に生息する絶滅危惧種のクマタカ「6つがい」について、繁殖の失敗とダム事業との関係を質問しました。

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