武庫川リバーサイド地域などの河川改修で質問
予算特別委員会県土整備部審査で宮田しずのり県議
予算特別委員会で3月16日、日本共産党の宮田しずのり議員が、昨年の台風で浸水被害を受けた西宮市の武庫川リバーサイド地域などの河川改修について質問しました。
1960年代後半に宅地造成されたリバーサイド地域が、当時川の中の砂浜だったことを示し、川幅を狭める開発を許可して洪水の原因をつくった県の責任を追及。県は「当時河川区域(川の中)とされていない」と弁明しましたが、宮田議員は、80年代にも500メートル下流で川の中に土地造成がされ、やはり今回被災したと厳しく指摘しました。
リバーサイド住宅の半数だけを移転させる県の治水対策では、残される住宅は危険なままであることを指摘し、洪水対策として314メートル高い場所へ集落の全戸を移転させる上流の武田尾地区と同様に、リバーサイドも全戸移転とするよう、具体案も示して迫りました。
また、武庫川ダムが、仮にこれまでの計画通りに建設されれば、今回県が集落を移転させる武田尾地区は水没する場所であると指摘し、ダムの縮小か建設場所を変えない限り建設は無理ではないかと質問。県はダムの規模等の検討もあり得ると認め、「ダムは白紙」といいながら、ダムの変更計画を念頭においていることが明らかになりました。
宮田議員は武庫川下流の尼崎市域などの堤防補強についても早急な対応を求めました。 |