住民合意のない高校名の決定・発表を行うな
3月24日、日本共産党兵庫県議団は、県立高校の統廃合・改編問題で、「住民合意のない高校名の決定・発表を行うな」と、緊急に申し入れをおこないました。 総合学科高校への改編が検討されてきた西宮今津高校では、教職員の圧倒的多数が反対し、地域住民や父母・卒業生らによる「守る会」が中心となって、「県教委の説明責任を求める署名」が1万2000筆以上もあつまりました。明石でも「基本的に競争のない総合選抜入試制度つぶし反対」と声が広がっています。 この一年あまり、学校関係者や住民が一体となって、集会や県庁前での宣伝など、住民の意思の尊重をもとめて多彩に運動してきましたが、県は要請や請願を無視しつづけ、この日行われた教育委員会で、2007年度、西宮今津と明石南高校に、普通科とちがう「総合学科」の導入が決定されました。 同時に、西播学区で、2007年に太子高校に総合学科導入、2008年の龍野実業高校と新宮高校の統廃合も発表され、こちらは、地域にも当該校の教職員ともまったくの「寝耳に水」という状態。 このような「県民無視」「極端な秘密主義」の教育行政は、絶対に許されるものではなく、県民と兵庫県政・教育委員会との溝は深まるばかり、計画撤回しかありません。
関係者の声○教職員にも地域にも何も知らせず、疑問・不安にも一切こたえないままなされた決定で、強く抗議する。県民とともに、鈴蘭台・鈴蘭台西高校の統廃合問題も含めて撤回を求める運動を発展させたい。(兵庫県高等学校教職員組合・永井章夫書記長)
○腹立たしい思いで一杯。県教委のいいかげんで不誠実、傍聴した県民への高圧的な対応に、不信感が増大。民主主義の欠如を感じました。(西宮今津高校を守る会花城尚志代表)
○明南の校長と県教委が、嘘と約束破りを重ねたことに地域の怒りは頂点に達しています。白紙撤回をめざして、抗議集会や署名行動に取り組みます。(明石総選ネット・井上喜博代表)
3月25日付け赤旗記事より抜粋
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