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「起業をめざす青年が利用しやすいように」 兵庫の独自の融資制度を改善=民商青年部協議会
(12月27日付け「しんぶん赤旗」より転載)
起業家を目指しても先立つものが資金です。 兵庫県商工団体連合会青年部協議会は、「起業を志す青年が利用しやすいように改善してほしい」と七年間、兵庫県産業労働部と交渉し、今年10月から、新規開業貸付制度の自己資金要件を緩和させました。兵庫県独自の融資制度です。 この制度を利用するときは、開業に必要な資金の50%の自己資金がなければ、融資を受けられませんでした。それが、緩和で「おおむね30%以上」の自己資金があれば受けられるようになりました。 新規に事業を始める人を対象に設備費、運転費に上限2500万円の融資が受けられます。利率は1.5%。担保・保証人は要りません。
起業しやすい環境づくりへ兵庫県商工団体連合会青年部協議会会長の井賀英夫さん(31歳サービス業)の話 私たちは青年業者のための新規開業セミナーを開いたり、実態調査アンケートを毎年集め、その要求に基づいて粘り強く交渉してきました。 今、自分の力を社会の中で試したいと、独立・開業を選択する若者が増えています。業者青年の道理ある提案が実現してとてもうれしい。 しかし開業までこぎつけても、中小零細業者のための予算は大変少なく、商売を継続していくことが大変な社会状況です。起業を目指すうえでの融資制度の改善は勝ち取りました。ひきつづき、中小業者が安心して商売を続けていくことができる環境づくりに取り組んでいきたい。 自分たちの経営とくらしを守り発展させるために、業者青年の要求を集め、学習し、仲間と共に運動をすすめていきましょう。 |
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