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2004年12月14日

住宅応急修理 工事代金「支払い後」も対応に

総括審査で毛利りん県議

 毛利りん県議は、台風23号被害の住宅応急修理について質問し、被災者の立場に立った柔軟な対応と周知徹底を求めました。
 「無料で工事できるのを知らなかった」という住民の声を取り上げて、改善をせまった毛利県議。兵庫県が9日付けで市町に通知した文書で、清算前はもちろん、11月16日以後(厚生労働省が弾力運用を認めてから)は、工事代金「支払い済」でも、対象になり申請できるようになったことが明らかになりました。
 さらに毛利県議は、現状の相談・申請件数がすくない問題について、「年内に工事完了できない応急修理も延長を協議すべき」と迫り、「延長の必要のある工事は国と協議する」と約束させました。
 一方、以前の台風21号などの赤穂市・上月町・上郡町などは、同じような被害をうけているにもかかわらず、被災者は応急修理の対象になっていない不公平が残されています。

被災者むけの貸付の「銀行による貸し渋り」是正を

 台風被災者への生活復興資金貸付金について、1000人以上が銀行の「貸し渋り」にあい、被災者が利用できない実態を指摘し、是正を求めました。
 県が「行革」で削ろうとしている福祉医療費助成について、神戸市医師会が継続を求める署名を7万7000人以上集め、同会の会報に紹介されている知事の削減見送り示唆の発言にふれ、現行制度での継続を求めました。
 少人数学級について、今年35人以下学級で学んだ小学校1年生が、2年生では40人近い学級になる場合が多数となることを示し、2年生以上に拡大するよう改めて求めました。
 県立鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校の統廃合について、この学区では地元の子どもが普通科高校に進める割合(開門率)が35%と低く、父母や卒業生が2000名近い反対署名を集めているのに、説明もなく計画を進める県教委を批判し中止を求めました。
 県が土地開発公社に先行取得させた土地で、「366億円の巨大公園のナゾ」とテレビでも取り上げられた県立有馬富士公園2期計画について質問。山林を高額で売却した地権者の中に県立公園計画の実現を前知事に迫った元三田市長の名があることを「大問題」と指摘し、2期計画の撤回を求めました。
 知事は、有馬富士公園問題で「当時としては必要だったので土地を買ったのだろう」と言い訳し、福祉医療について「(削減を見送る)発言をした覚えはない」と開き直る答弁を行いました。

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