県警の不正問題、自動車警ら隊の文書ねつ造問題について追及
総括審査で毛利りん県議
毛利りん県議は、県警の不正問題、自動車警ら隊の文書ねつ造問題について追及しました。 211件のねつ造、133名(46%)の隊員が処分された大規模な不正事件は、盗難自転車について、架空被害者を記入するなどして書類をねつ造し、検挙実績をでっちあげていました。 県警は、内部調査結果を公表しましたが、その中身は、背景となっているノルマの問題や組織的な不正を裏付ける上司の関与について、きわめて不十分な調査であることが明らかになりました。 毛利県議は、ねつ造件数が最高の33件となっている昨年11月は、「職務質問強化月間」として、きついノルマが課せられていたことから、「ノルマとの因果関係は明らかだ」と追及しましたが、県警は、「管理が問題で、数値目標自体の問題ではない」と因果関係を否定。 さらに、「もらい」という所轄署からの不正な実績横取りの「隠語」が、隊員だけでなく上司にも使われていた証言もあるにもかかわらず「上司が関与していない」と断定しているなど、組織的犯罪が濃厚なのに、肝心なところがきっちり調査されていないことを指摘し「不透明な幕引きだ」と批判しました。 |