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2004年12月10日

台風による風倒木被害対策について質問

農林水産部審査でねりき恵子県議

 ねりき恵子県議が台風による風倒木被害対策について質問しました。
 ねりき県議は、林道や作業道が折り重なった倒木でふさがれている佐用町の現場で関係者から聞いた話をもとに質問。佐用町では、山林所有者など関係者が苦労して山を歩き、その地区だけで300ヘクタール被害を見込んでいるのに、県が町全体の被害面積を114ヘクタールとしていることを指摘。県が被害調査がほぼ終わったとしていることについて、「すべて公費で復旧する」といいながら、調査は国の補助対象の範囲にとどまっていると批判。調査を徹底し、新たな被害についても公費での処理を約束するよう求めました。
 また、空中写真による調査の要望が強いが、費用負担が大きく市町では実施が困難だったとして、県の費用での空中写真調査の実施と、実施済みの市町への助成を求めました。
 さらに、風倒木処理は、地元で「山の神様」と呼ばれていた人も亡くなるなど危険な作業であり、他県からの応援なども検討するよう求めました。また、県が「行革」で森林整備事務所を統廃合しようとしていることを「総合的な森林整備から逆行する」と中止を求めました。
 県は、「被害があるところは全て公費で復旧」とのべ、被害面積について「申し出があれば対応」と答弁しました。

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