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2004年11月18日

災害に強い山づくりへ
台風の風倒木被害調査(西播・一宮)

クリックで大きな写真を表示 15日、西播磨の宍粟郡・一宮町で山根昇町会議員と山林の台風被害を調査しました。
 9割が山地で、うち7割を杉などの人工林がしめる一宮町では、至る所で風倒木被害が出ました。調査した山では、何百本もの杉が土砂ごと崩れ落ちて岩盤がむきだしになり、雨が降るたびに崩壊がいくらでも広がる様子。下では折り重なった倒木が川をせき止めそうになっていました。
 倒木処理は予期せぬ方向へ木が倒れるなど危険が伴い、相当の熟練が必要な作業で、周辺町では作業中の死亡事故が起こっています。また、風倒木は出荷しても商品価値が5分の1以下に落ち、搬出費用にも足りません。関係者は「個人の力では無理」と話し、町役場・森林組合の職員も「人は確保できても、莫大なお金がかかるし、プロの作業員がいない町もある。国や県に多く負担してほしい」と要望しています。
 関係者によれば雑木林では被害が少なく、ある生産組合長は「戦後に経済的価値だけ追求して杉ばかり植える策がとられてきた。清い水を蓄え災害を防ぐ雑木林を見直すべきでは」「行政は災害に強い山づくりに力を入れてほしい」と話しました。
 農林水産常任委員長のねりき恵子県議は、「要望を伝え抜本的支援を県に求める」と話しています。調査にはほかに、新町みちよ、つづき研二、毛利りん、杉本ちさとの各県議が参加しました。
 

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