「町が孤立している」被災住民ら切々と
県議団が但馬地域の調査(但東町、城崎町、和田山町)
31日、党県議団は但馬の地元町議とともに、但馬地域での台風被害の調査を行ないました。 「町が孤立してしまった」「このままでは集落が維持できないほどの被害」という但東町。谷筋を巨大な流木と土砂が襲った奥赤地区では、「農地の8割が土砂に埋まった。山の多くの杉も傾いている。雪が降るまでになんとか対策を」と、自宅が大きな被害を受け、疲労困憊した区長から切実に訴えられました。 また、薬王寺地区では、家の中に流れ込み、腰までつかった土砂の撤去作業に疲れきった表情で、「川の上流にはまだ土砂がたまっていて大変」「建て直ししないとダメかも」と、不安を訴えます。 城崎町では、21号と23号両方の台風被害を受けました。温泉旅館では、「早急に再開させるため大きな借金をした。特別な融資を」と要望を聞き、同町大谷では、「仏壇、畳、建具全部だめになった」と堤防の漏水の抜本対策を訴えられました。 さらに、和田山町でも、川沿いの集落や裏山がくずれた家々などが被害を受けた状況、本堂や墓石に大きな被害をうけたお寺や、身障福祉施設の再建への町負担の免除の要望を聞きました。 この調査には、山下芳生元参院議員、新町美千代、杉本ちさと、練木恵子、毛利りん県議が参加しました。 台風被害調査をする(左から)山下元参議院議員、新町県議ら =10月31日、但東町・奥赤地区 |