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2004年10月22日

台風23号 兵庫県で被害広がる
県議団先頭に洲本、西宮、西脇などに現地入り

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淡路・洲本
「商品台無し」「人手を」

中村団長と山下・平松比例候補ら、被災者から要望聞く

 台風23号による豪雨で、兵庫県では、この間の台風で最も甚大な被害が出ました。
 21日、日本共産党の中村まさひろ県議団長は、山下芳生、平松順子の両衆院近畿ブロック比例候補は、洪水でかつてない浸水被害を受けた淡路島・洲本市に入り、被災者から実態や要望を聞きました。
 同市では、市内最大の洲本川がはんらん。濁流に流されるなどで3人が死亡、1人が行方不明となっています。2500棟が床上、4000棟以上が床下まで水につかりました。
3氏は、日本共産党の高田隆安、片岡格両市議、高田良信淡路地区委員長とともに、ほぼ全戸が1〜2メートルの水没で床上浸水した物部地区入り。
 足の踏み場もないほど一面が泥とほこりで覆われたなか、泥だらけになって後片づけに追われる住民に声をかけ、「困ったことがあったらなんでもいってください」と励ましました。
 「アッという間に一階の天井まで水がきた」という一人暮らしの女性は、「私一人では家の中の泥も出せません。店も閉まってるし、食べるものがなくて困ります。なんとかしてほしい」と苦境を訴えました。
 米穀店の主人は「30キロ入りの米袋が200袋もだめになった。泣くに泣けへん。どこから手つけたらええか…。共産党さん、よろしく頼みます」と切々と訴え、ほとんどの商品が水につかった機械工具店の女性(46)は「25年ここで商売してきたけど、こんなこと初めて。被害総額を考えたら頭が痛いです。今はとにかく片づけの人手がほしい」と話していました。
 3氏らは同日、直ちに市対策本部を訪れ、柳実郎市長にたいし、住民から聞き取った要望を伝えるとともに、国や県への要望を聞きました。
*写真は洲本にて台風の被害を調査する平松(右から3人目)、山下(右端)両衆院比例候補と中村県議

西宮・武庫川リバーサイド

調査に奔走、つづき研二県議と党市議団ら

 兵庫県西宮市の武庫川流域、通称リバーサイドの住宅81戸は、パラペット(防水壁)を1メートル以上乗り越えて激流が住宅の1階部分に浸水、流木や泥水が家のなかに流入し、壁をやぶり、家屋まで破壊する大きな被害を受けました。
 日本共産党のつづき研二県議と、皿貝氏(市民がつくる革新西宮市民の会)、党西宮市議団は、21日夜から、ただちに現地に調査に入り、被災住民を激励しました。
 西宮市名塩木之元の住宅地は、武庫川沿いの谷間の一角を切り開いて30数年前に建設されました。普段は川沿いの緑豊かな静かな住宅地なのですが、いったん大雨になると事態は一変しました。
 20日の台風23号の直撃にたいして、市は午後4時10分に住民に避難指示を出し、81世帯200人の住民が近くの塩瀬中学校に避難しました。午後4時40分までには水が防水壁を乗り越え住宅地一体が、水につかる事態となりました。
 18年前に同地に引っ越してきたという男性(48)は、「これほどひどい浸水は引っ越してきて初めてです。ほかに引っ越したくてもそれもできません。何とか復旧させたい」と言います。
 家の中の木屑をかき集めていた男性(55)も「こんなことがなければ静かないいところなんです。人の住むところじゃないという人もいますが、どこにも行くところがありません」と黙々と後片付けに取り組んでいました。
 日本共産党のつづき研二県議は「20年前の水害のときも問題になりましたが、武庫川ダム計画を理由に根本的問題を後回しにしてきたことは問題です。またこの住宅の建設を許可した県の責任も重大です。被災者の救援対策も含めて引き続き議会でも取り上げていきたい」と話しています。

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西脇・加古川

「行き届いた支援を被災者に」宮田県議ら

 加古川と同川が流れ込む川が氾らんし、大きな浸水被害となった兵庫県北播磨地方。宮田しずのり県議と金田峰生・党県国政事務所長は同日、床上浸水約930世帯、床下浸水約370世帯となった西脇市(21日現在)、床上・床下浸水の合計1100世帯の小野市(21日現在)にかけつけ、被災者を見舞うととのみ被害を調べました。
 西脇市では、、是常西脇市議とともに、加古川市と杉原川の合流地点から氾らんし、多くの住宅が床上浸水した和布町をおとずれました。
 多くの住民が荷物の運び出しや泥かきに追われるなか、床上1メートル以上浸水した木造住宅アパートに住む杉山たか子さん(58)は、「こんなことは初めて、あっという間に水がきた。家財道具は全滅し、車もダメになりました。とりあえず、捨てる畳やモノを全部外にだして、泥をかき出さないと。これが何日もかかる。その先のことは考えられない」と訴えました。
 宮田県議は「大きな家屋被害にふさわしい、正しい被害認定をさせなければなりません。被災者のみなさんに支援が行き届くよう、がんばります」と話し、激励しました。

「しんぶん赤旗」の関連記事へ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-10-22/01_01.html

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