県立成人病センター守ろう
住民らの「会」が集会と当局交渉行なう 新町県議も参加
政府の医療改悪と軌を一にした兵庫県による県立病院きりすてから、地域医療を守ろうと住民や医療関係者らが、集会や対県交渉にとりくんでいます。 尼崎の「県立病院と尼崎の医療を考える会」につづいて、明石を中心に結成された「県立成人病センターと地域医療の充実を求める会」は、このほど、64人が参加して「報告集会」を開くとともに、後日、県病院局課長と交渉しました。 交渉では、(1)10日以内の「がん手術」待ちの患者の解消のために手術室の増設し、職員を補強すること。(2)外来での点滴投与安全性確保のため処置室のベット数を増やすこと。(3)循環器や糖尿病、高血圧の外来が縮小されたことについて、実態を把握することなど、改善への施策をいくつか確認、今後ひきつづき交渉に応じることも承諾させました。 「移転せず明石で充実せよ」という要求に、県側は、移転を明記した「構想メモ」については「白紙」としましたが、「平成17年度をめどに、各病院の基本方針を定める『県立病院構造改革』でも、移転はしないと確約できるか」との追及には、「白紙とは、これから考えるということなので、わからない」と曖昧な答弁をしました。 同会はひきつづき、病院長との懇談などにとりくみます。(10月6日付「兵庫民報」より転載)
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