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2002年12月02日

 272回定例県議会
増井きみえ県議が一般質問

神戸電鉄まかせでなく、県でバリアフリーの推進を

 2日の兵庫県議会本会議で、日本共産党の増井きみえ県議が盲導犬育成、交通バリアフリー、教育、関西三空港などについて一般質問を行いました。
 増井県議は、エレベーター設置などの対象駅でありながらバリアフリー化のめどが立っていない神戸電鉄鈴蘭台駅と湊川駅について、神鉄任せにせず県として必要な支援策と補助の増額を求めました。
 高校教育について厳しい経済状況のもと給付制創設など県の奨学金の充実と、南北に長い神戸第二学区で家計を圧迫している通学費への助成を求めました。
 また、国土交通省が「関空救済策」を打ち出すなど、伊丹と関空の間でさえ需要調整が必要なときに、神戸空港の必要性は全くないと批判。加えて莫大な地元負担など大きな問題を持つ神戸空港建設と、経済界からさえ疑問が出されている関空二期工事は中止を求めるべきだと迫りました。
 県下での盲導犬の新規育成は年間六頭に過ぎず、不足しており、育成施設が寄付に頼らずにすむよう県として財政支援を行い、盲導犬の管理にかかる利用者負担もなくすよう求めました。
 県は、盲導犬の「日常管理に要する費用負担のあり方は検討」と答弁。三空港については、「それぞれの役割に応じた整備をはかるべきもの」と従来とまったく変わらない答弁を繰り返しました。

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